「麻生大臣には年金などどうなろうとも関係ない。まるで他人事の案件。」について

麻生大臣には年金などどうなろうとも関係ない。まるで他人事の案件。」について
麻生大臣は、6月17日、北海道小樽市で行った講演の中で「90才になって老後が心配とか、わけのわかんないこと言っている人がこないだテレビに出てた。『オイ、いつまで生きてるつもりだよ』と思いながら見てました」などと語った。前記の話から言えば、麻生の頭の中には、自分は別において90才まで下々は生きるなよと言い、だから2000万円など必要ないよな?と言いたいようだ。自分が90才まで生きるつもりのくせに。

麻生大臣が金融庁のWGに諮問し、その報告書に2000万円必要と書かれたことを不適切だから受け取らないと述べたが、この数字は金融庁自体がWGの報告が出る前に1500万円~3000万円必要だと試算していることが明らかになった。このデータは金融庁が嬉々として出したものでないはずで、きっとWGの不満一杯の委員からリークされたものと思われる。

これに対して、麻生氏は「一律に個人の必要額でない」と述べた。この発言も自分の部下が書いた原稿を読んでいるだけであるが、訳がわからない言い草である。国民の誰もが「一律な額」と思っていない。金融庁自身も1500~3000万円として幅を持たせて、一律ではないと言っている。こういう矛盾を言っていることを自分の頭で考えていない。ようするに何も考えていない。自分が年金を貰っていながら、貰っていないという男である。自分の老後も何ら心配ないと公言する。人のことなどそもそも考えていない。

要するに他人事なのだ。こんな男が大臣をやっていることに怒らない人は、まるで無関心か仏様のような人である。このブログで何回も書いているが、年金2000万円と言われている厚生年金組と較べて、最も大変なのは国民年金組である。ここには自営業だけでなく、今や全労働者の40%以上となった非正規労働者が含まれる。本当に年金制度をどうするかは100年安心などと言っていられないのだ。ここは参議院選挙で国民の怒りをぶつけて政治を変えるしかない。



麻生氏「一律に個人の必要額でない」 会見で釈明 老後2000万円
https://mainichi.jp/articles/20190618/k00/00m/010/068000c
毎日新聞2019年6月18日

 麻生太郎副総理兼金融担当相は18日の閣議後記者会見で、報告書に夫婦の老後資金として公的年金以外に「30年で2000万円が必要」との試算を盛り込んだ金融庁の金融審議会市場ワーキンググループ(WG)に対し、金融庁が独自に「30年間で1500万~3000万円」とする試算を提示していたことについて「一律に個人にとって必要な資産形成額を示したものではない」と釈明した。
 麻生氏は、試算の提示について「最終報告書(の話)ではない」と強調。そのうえで、「退職の支出と収入について、一定の仮定を置いたうえで、仮にそのような生活を行った場合には、どの程度の資産形成が必要になるか試算したものだ」と説明した。【竹下理子】

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